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RPP広告でROAS1000%超え。一気に予算を増やそうとすると失敗する理由

2026.08.18

RPP広告を運用していると、

 

「この商品、ROAS1,000%を超えているから、もっと広告費を使って売上を伸ばした方がいいのでは?」

 

と悩む場面があります。

 

結論から言うと、

 

ROAS1,000%を超えている=CPCを大きく上げる

 

ではありません。

 

まず見るべきなのは、

 

「広告費を増やした時に、本当にショップ全体の売上も伸びるのか?」

 

という点です。

 

今回は、ROAS1,000%を超えている商品で確認してほしいポイントを3つ挙げます。

 

① ROASが高い商品ほど、まずCPCを確認する

 

ROAS1,000%を超えている商品は、一般的に広告のコストパフォーマンスがかなり良い状態です。

 

しかし、ROASが良いからといって、ここで一気にCPCを大きく引き上げようとするショップさんを多く見かけます。

 

実際には、

 

CPCを大きく引き上げても、アクセス数がほとんど変わらない

 

ということも多くあります。

 

CPCを一気に上げすぎない

 

例えば、

 

・CPC20円
・CPC25円
・CPC30円
・CPC40円

 

というように、段階的に調整します。

 

そのうえで、

 

・どの単価でクリック数が増えたのか?
・販売数は増えたのか?
・ROASはどのように変わったのか?

 

を確認します。

 

大事なのは、

 

感覚ではなく、データで確認することです。

 

ROAS1,000%の商品でも、CPCを引き上げた結果、販売数が伸びず、広告費だけが増えてROASが下がることがあります。

 

クリック数も販売数も変わらないのであれば、広告費を増やす意味はありません。

 

まずは、

 

クリック数が増える適正CPC

 

を探しましょう。

 

CPC単価の最適化に役立つツールはこちら。

 

一方で、CPCを引き上げたことでクリック数・販売数が増加し、ROASまでさらに上がる事例も多数あります。

 

だからこそ、少しずつCPCを調整しながら、反応を確認することが重要です。

 

② キーワード入札を見直す

 

ROASが良い商品の売上をさらに伸ばしたい場合は、CPCの最適値を探しながら、キーワード入札も見直しましょう。

 

特に、すでに販売実績が出ている商品であれば、関連キーワードを追加・強化することで、さらに売上を伸ばせる可能性があります。

 

例えば、

 

・競合商品の商品名に使われているキーワード
・すでに売れているキーワードに1ワード加える
・すでに売れているキーワードから1ワード減らす

 

この辺りを優先して入札テストします。

 

キーワード入札によって広告費が増え、それに合わせて売上や販売数も増えるのであれば、

 

仮にROASが下がったとしても、そのキーワードの追加は正解

 

と判断できる場合があります。

 

例えば、

 

ROAS1,000%で広告売上10万円。

 

キーワード入札を強化した結果、ROASは700%まで下がった。

 

しかし、広告売上は30万円まで増えた。

 

利益も十分に残っている。

 

この状態であれば、ROASは下がっていても、ショップへの貢献は大きくなっています。

 

③ ROASだけではなくTACOSも見る

 

最後に重要なのが、ROASだけを見ないことです。

 

ROASは、

 

広告経由売上 ÷ 広告費 × 100

 

で算出します。

 

広告経由の数字だけを見ると良く見えても、ショップ全体の売上に対して広告費が増えすぎている場合があります。

 

そこで確認したい指標が、

 

TACOS

 

です。

 

TACOSは、

 

広告費 ÷ ショップ全体売上 × 100

 

で算出します。

 

私の目安としては、

 

TACOSを10%以内に収めること

 

を一つの基準としています。

 

ただし、新規ショップの場合は、初動の売上がまだ小さいため、TACOSが高くなりやすいです。

 

新規ショップがTACOSを意識しすぎて広告費を抑えると、売上拡大が遅れる場合があります。

 

そのため、出店初期はTACOSをあまり厳しく見すぎない方が良いと考えています。

 

広告売上は増えた。でも全体売上が増えていない

 

広告費を増やした結果、

 

・広告経由売上は増えた
・でも、ショップ全体売上はそこまで増えていない
・TACOSだけが悪化している

 

この状態であれば注意が必要です。

 

本来、自然検索から獲得できていた売上が、広告経由の売上へ置き換わっただけとも考えられます。

 

例えば、広告費を増やす前の全体売上が100万円。

 

広告費を増やした後も、全体売上は100万円。

 

しかし、広告経由売上だけが増えている。

 

この場合、

 

売上を増やしたのではなく、今まで自然に売れていた注文へ広告費を支払っているだけ

 

という可能性があります。

 

判断基準は「全体売上が伸びているか」

 

RPP広告で一番大事なのは、ROAS単体ではなく、ショップ全体の売上へ貢献しているかどうかです。

 

確認するポイントは、

 

・広告費を増やして、全体売上も増えているか
・ROASは許容範囲を維持できているか
・TACOSが上がりすぎていないか
・オーガニック売上は落ちていないか
・販売件数が増えているか

 

です。

 

これらを総合的に確認します。

 

ROAS1,000%の商品でも、広告費を増やして全体売上が増えないのであれば、無理に予算を増やす必要はありません。

 

逆に、ROASが少し下がったとしても、

 

・全体売上が増えている
・販売数が増えている
・利益が残っている
・TACOSも許容範囲内

 

であれば、広告費を増やす価値があります。

 

まとめ

 

RPP広告でROAS1,000%を超える商品が出てきた場合は、

 

・CPCを一気に上げすぎない

 

・20円、25円、30円、40円と段階的に検証する

 

・クリック数が増える適正CPCを探す

 

・販売実績のあるキーワード入札を強化する

 

・広告費の増加に合わせて、広告売上も増えているか確認する

 

・ROASだけではなくTACOSも確認する

 

・TACOSは10%以内を一つの目安にする

 

・最終的には全体売上が伸びているかで判断する

 

ことが重要です。

 

ROAS1,000%は非常に良い数字です。

 

しかし、

 

その数字を守ることだけが広告運用の目的ではありません。

 

大事なのは、広告費を使うことで、ショップ全体の売上と利益が伸びているかです。

 

RPP広告では、

 

ROAS・TACOS・全体売上

 

の3つを確認しながら、少しずつ予算を拡大していくことをおすすめします。

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