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楽天市場のRPP広告で異常に広告費がかかります。その対策について教えてください。

2026.08.20

楽天RPP広告で広告費が異常にかかり、ROASが低下している。

 

今回は、この問題への対策について解説します。

 

2025年11月頃からROASが著しく低下しているショップさんは、私の体感では80%を超えています。

 

なぜ、このような状況になっているのか?

 

そして、どのように対策すれば良いのか?

 

実際の改善事例とともに共有します。

 

最近、

 

「広告費だけが増える」

 

「クリック数は増えるのに売上が増えない」

 

「ROASが急激に悪化した」

 

このような相談が非常に増えています。

 

改善前の状況

 

【2026年3月】

ROAS:173.14%
CVR:0.41%

 

広告費だけが異常に増加。

 

クリック数は増えるものの、売上はほとんど増えない状況でした。

 

そこで対策を考え、実施した結果、

 

【2026年4月】

ROAS:475.76%
CVR:1.63%

 

【2026年5月・5月16日時点】

ROAS:632.94%
CVR:2.95%

 

まで改善しました。

 

CVRは0.41%から2.95%へ、約7倍。

 

ROASは173.14%から632.94%へ、約3.7倍。

 

大幅に回復しています。

 

ここから、実際に行った対策を共有します。

 

商品CPC運用で外部露出が激増している

 

まず、現在のRPP広告には、大きく分けて2つの運用方法があります。

 

キーワード運用

 

楽天市場内の検索キーワードと連動する広告です。

 

以前よりもキーワードの揺らぎを拾うようになりましたが、全体としては大きな変化を感じていません。

 

比較的コントロールしやすい運用です。

 

商品CPC運用

 

問題はこちらです。

 

2025年11月頃から、RPP広告の自動最適化への移行が進みました。

 

設定できる最低CPCも、10円から20円へ変更。

 

その頃から、外部露出が急増しました。

 

・Google
・Yahoo!
・楽天アプリ
・ポイ活アプリ系

 

などへの露出が、大きく増えている印象があります。

 

CTRが高いのにROASは異常に低い

 

先ほどのデータを見てみましょう。

 

2026年3月 CTR:0.18%
2026年4月 CTR:0.03%
2026年5月 CTR:0.02%

 

ROASが改善へ向かった4月、5月と比較すると、3月のCTRは6〜9倍ほど高くなっています。

 

これだけクリック率が高いのであれば、通常は売上も伸びそうです。

 

しかし、

 

3月のROASは異常に低い。

 

ここに着目しました。

 

あくまで推測ではありますが、楽天のポイ活系アプリなどへのRPP広告露出が増え、ポイ活の一環としてクリック数が急増した可能性があります。

 

その結果、

 

クリック数が増加する。

 

 

広告費が増加する。

 

 

購買意欲が低いユーザーが流入する。

 

 

売上は微増にとどまる。

 

 

ROASが低下する。

 

という現象が発生していると考えています。

 

「コントロールする」のではなく「逃がして絞る」

 

最近のRPP広告は、正直なところ、完全にコントロールすることが難しくなっています。

 

外部露出だけを止めることもできません。

 

商品CPC運用だけを完全に止めることもできません。

 

だからこそ、

 

広告費を逃がしながら運用する

 

という考え方が重要になります。

 

ここから、私が実施した具体的な対策を解説します。

 

対策① キャンペーンCPCは原則20円

 

キャンペーンCPCは、基本的に20円固定です。

 

もちろん例外はありますが、通常運用でここを引き上げる理由はほとんどありません。

 

キャンペーンCPCを引き上げると、ショップ全体で外部露出がさらに増える可能性があります。

 

そして、RPP広告の暴走が発生した時に、広告費の被害が大きくなります。

 

キャンペーンCPCを安易に引き上げない。

 

これが基本です。

 

対策② ランク別入札最適化は無効

 

ランク別入札最適化も、原則として無効にします。

 

楽天会員ランクに応じてCPCを自動調整する機能ですが、自動調整へ任せる部分を減らし、

 

自分でコントロールできる範囲を増やします。

 

ただし、ショップや商品の状況によっては例外もあります。

 

対策③ 運用商品を絞る

 

全商品へ広告をかけないことも非常に重要です。

 

売れない商品へ広告をかけ続けると、売上が増えないまま広告費だけが消化されます。

 

そこで、広告運用から除外する基準を設けます。

 

私がベースとしている除外基準は、

 

・直近1か月でアクセス100以上、販売0件
・直近1か月でROAS100%未満

 

です。

 

もちろん、ショップの利益率や商品戦略によって基準は変わります。

 

商品全体では売れている、特定キーワードでは売れている、将来育てたい商品であるなど、広告を継続する理由があれば、除外しないこともあります。

 

ただし、

 

売れない商品を、広告で無理やり売ろうとしない。

 

この考え方は変わりません。

 

最も効果が大きかった対策④ 日予算運用へ変更する

 

今回、最も大きな効果を感じたのが、

 

日予算運用への変更です。

 

以前は、

 

月予算30万円

 

 

月初に30万円をまとめて設定

 

という形で運用していました。

 

しかし、この状態では、楽天側に十分な広告予算があると判断され、購買意欲が低いユーザーへの露出にも広告が配信されやすくなる傾向があると考えています。

 

現在は、

 

日予算を決め、毎日必要な予算だけを追加する

 

運用へ変更しています。

 

例えば、

 

通常日:5,000円
イベント日:20,000円

 

という形です。

 

毎朝、現在の広告費消化額を確認する。

 

 

当日分だけ予算を追加する。

 

 

翌日に、もう一度確認する。

 

この運用へ変更しました。

 

その結果、

 

・過剰な広告露出が大幅に減少
・見込みの低いクリックが減少
・CVRが改善
・ROASが改善

 

という結果になりました。

 

イベント日は予算に強弱をつける

 

重要なのは、毎日同じ予算で運用しないことです。

 

【予算を強化する日】

・楽天スーパーSALE
・お買い物マラソン
・5と0のつく日

 

【予算を弱める日】

・イベントの谷間
・通常日

 

同じ20,000円を使うのであれば、ユーザーの購買意欲が高い日に集中させた方が、販売数・ROASともに高くなるケースが多いです。

 

売れやすい日に広告費を集中させ、売れにくい日は予算を逃がす。

 

この強弱が重要です。

 

広告が止まることを恐れない

 

これは賛否があると思います。

 

しかし私は、

 

広告停止による機会損失よりも、広告費の過剰消化によるダメージの方が大きい

 

と考えています。

 

もちろん、ショップの状況によって判断は変わります。

 

夜のゴールデンタイムに広告が止まれば、大きな販売機会を失う商品もあります。

 

ただ、最近のRPP広告では、

 

「広告が止まることを恐れて予算を積みすぎる」

 

方が、ショップの利益を圧迫するケースも増えています。

 

広告停止を完全に避けるのではなく、広告費の消化状況を見ながら必要なタイミングで追加することが重要です。

 

現在のRPP広告は「月予算を設定して放置」では難しい

 

最近のRPP広告は、以前のように、

 

「月予算を設定して、そのまま放置する」

 

という運用では、うまくいきにくくなっています。

 

特に商品CPC経由の流入では、外部露出の影響を強く受けるようになりました。

 

そのため、

 

・キャンペーンCPCは原則20円
・ランク別入札最適化は原則無効
・運用商品を絞る
・日予算運用へ変更する
・イベント日に予算の強弱をつける

 

この辺りが非常に重要です。

 

今回の事例では、

 

ROAS:173% → 633%

 

CVR:0.41% → 2.95%

 

まで大きく改善することができました。

 

最近、

 

「広告費だけが増えて困っている」

 

というショップ様は、上記の運用方法を試してみることをおすすめします。

 

ご自身での改善が難しい場合は、弊社にてRPP広告の運用代行もお受けしております。

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