楽天市場で市場が小さい商材のアクセスの集め方
「楽天市場で市場が小さい商材を販売していますが、アクセスが集まりません。このような商材では、どのようにアクセスを集めればよいですか?」
このような相談をいただくことがあります。
市場規模が大きいジャンルであれば、楽天市場内の検索だけでも十分なアクセスを集めることができます。
しかし、市場規模が小さいニッチな商材の場合は、少し事情が変わります。
検索される回数そのものが少ないため、
SEO対策やRPP広告だけでは、集められるアクセス数に限界があります。
実際に私が担当しているショップでも、検索ボリュームが少ない商材ほど、
「検索流入以外から、どのようにアクセスを集めるか」
が課題になっています。
今回は、市場規模が小さい商材でアクセス数を増やすための方法についてお話しします。
なぜ市場が小さい商材は苦戦するのか?
例えば、
・炭酸水
・マスク
・お米
などは検索数が多いため、楽天市場内で検索上位へ表示されたり、RPP広告を継続したりすることで、大きなアクセスを集められます。
一方で、
・専門商品
・ニッチな趣味用品
・これまでにないオリジナル商品
などは、そもそも検索される回数が少ないケースが多くあります。
検索数が月間数百回しかない特定キーワードの場合、SEOやRPP広告をどれだけ頑張っても、獲得できるアクセス数には限界があります。
そのため、
「検索されるのを待つ」
ことよりも、
「こちらから潜在顧客へ商品を届ける」
という考え方が必要になります。
アクセスを集める方法を、大きく2つ紹介します。
① TDA広告を活用する
市場規模が小さい商材で、特に検討したいのがTDA広告です。
TDA広告とは、楽天が保有するユーザーデータを活用し、
・年齢
・性別
・購入履歴
・閲覧履歴
などからターゲットを絞り込んで配信する広告です。
RPP広告は、基本的に商品に関連するキーワードを検索したユーザーへ表示されます。
一方、TDA広告では、
まだ商品を検索していないユーザーにも、商品を見せることができます。
例えば、
・コスメ
・ペット用品
・健康食品
・これまでになかった新商品
などです。
ショップ側で、その商品と関連があると思われるジャンルの商品を購入・閲覧しているユーザー層を選択し、広告を配信できます。
検索ボリュームが小さい商材でも、
商品を購入する可能性があるユーザーへ、こちらから接触できる
という点がTDA広告の強みです。
TDAエクスパンション広告もテストする
TDAエクスパンション配信で、効果が出ているショップさんも多くおられます。
エクスパンション広告は、楽天市場外への露出を強化できる広告です。
楽天市場内で市場規模が小さいジャンルほど、配信できるターゲット数も少なくなりがちです。
しかし、エクスパンションを活用することで、楽天市場外からの集客も強化できます。
もちろん、配信対象を無制限に広げると広告の精度が落ちる可能性があるため、検証は必要です。
ただ、アクセス不足に悩んでいるショップでは、
試す価値がある広告だと思います。
画像クリエイティブの品質が重要
TDA広告は画像広告です。
そのため、
・商品画像
・キャッチコピー
・バナー画像
によって、広告の成否が大きく変わります。
まだ商品を知らないユーザーへ広告を見せるため、画像を見た瞬間に、
・何の商品なのか
・どのような悩みを解決するのか
・自分にどのようなメリットがあるのか
・なぜクリックする必要があるのか
が伝わる状態にしておく必要があります。
以前は画像制作のハードルが高かったですが、現在はAI画像生成を活用することで、比較的容易にクリエイティブを作れるようになりました。
ChatGPTの画像生成力も、ここ数か月で劇的に向上しています。
まずはテスト用の画像を作り、クリック率や売上を比較してみてください。
② SNS・Instagramを活用する
市場規模が小さい商品ほど、SNSとの相性が良いケースがあります。
楽天市場内では検索されなくても、InstagramやXでは興味を持ってもらえる商品が数多く存在します。
特に、
・女性向け商品
・インテリア
・ペット用品
・美容用品
・ハンドメイド用品
などは、Instagramとの相性が良い傾向があります。
商品ではなく「価値」を発信する
SNS運用で失敗しやすいのが、
「商品の宣伝ばかりする」
ことです。
ユーザーは、広告や商品の宣伝だけを見たいわけではありません。
例えば、
・この商品で解決できる悩み
・商品の効果的な使い方
・商品に関連する役立つ情報
・使用前後の変化
・実際の利用シーン
・購入者の声
などを発信します。
役立つ情報によってユーザーの興味を引き、その延長線上で商品を紹介する。
商品を売るのではなく、商品によって得られる価値を発信することが重要です。
Instagram広告・Meta広告を検討する
Instagram広告は、少額から始めることもできます。
市場規模が小さい商品でも、年齢、性別、興味関心などでターゲットを絞れるため、見込み客へ直接アプローチできます。
RPP広告だけではリーチできないユーザーへ接触できること
が大きなメリットです。
実際に、InstagramやInstagram広告から大きな売上を作っているクライアント様もおられます。
Instagramは、楽天市場外から見込み客を集めるための大きな集客ツールの一つです。
インフルエンサーを活用する
費用はかかりますが、インフルエンサー施策も有効です。
商品のジャンルと相性が良い発信者へ商品を提供し、レビューや紹介投稿をしてもらうことで、認知拡大につながります。
ただし、フォロワーが多いインフルエンサーほど、依頼費用も高額になります。
また、フォロワー数が多ければ、必ず商品が売れるわけではありません。
発信内容やフォロワー層と、商品のターゲットが合っているかを確認する必要があります。
まずは自社でInstagramを運用し、
・どのような投稿が見られるのか
・どのような訴求に反応があるのか
・どのようなユーザーが商品へ興味を持つのか
を把握する。
そのうえで、ある程度結果が出てから、インフルエンサー施策へ取り組むことをおすすめします。
検索流入以外の集客手段を組み合わせる
楽天市場内で市場規模が小さい商材は、楽天市場内の検索流入だけでアクセスを獲得しようとしても、すぐに頭打ちになります。
そのため、
・TDA広告で見込みユーザーへ配信する
・TDAエクスパンション広告を活用する
・InstagramやXで情報を発信する
・SNS広告を活用する
・インフルエンサー施策を行う
といった、検索流入以外の集客手段を組み合わせることが重要です。
まとめ
市場規模が小さい商材では、
「検索されるのを待つ」
だけでは、アクセス数を大きく伸ばすことは難しくなります。
重要なのは、
「見込み客へ、こちらから商品を届ける」
という攻めの考え方です。
もちろん、SEO対策やRPP広告が不要になるわけではありません。
楽天市場内の検索対策を行いながら、TDA広告やSNSを組み合わせる。
検索を待つ施策と、こちらから届ける施策の両方を行うこと。
これが、市場規模の小さい商材を伸ばすうえで非常に重要になります。